FC2ブログ

【9/5(土) 東京ワーク】 ~所感と解説~       

2020/09/09

◆9/5(土)東京にてワークを開催しました。

ワーク1


**************

【所感と解説】


◆今回は初参加の方が数名いらっしゃったので、すべてのベース
になる「能動と受動のあいだ」の気づきをメインに進めました。

ここは、基本でありながら最後の核心部にまで直接つながっている
重要なポイントです。



◆まず、「あいだ」を見切るための土台として、以下のエクササイズ
を行いました。

※それぞれのワークの方法と解説については
下記にある過去記事を参照してください。

・軸に消えてあるためのエクササイズ
http://rubins-work.com/blog-entry-60.html
http://rubins-work.com/blog-entry-68.html

・インテンションのベクトルとはじまりを見切る
http://rubins-work.com/blog-entry-61.html

・意図が落ちたインテンションの感覚を知る
http://rubins-work.com/blog-entry-61.html



◆ニュートラルな身体と気づきのベースを共有したところで、
ここ最近、毎回恒例になりつつある「爪楊枝」をつかった
ワークを行いました。

IMG_3071.jpg


※前回・前々回の爪楊枝のワークの様子と方法
http://rubins-work.com/blog-entry-69.html
http://rubins-work.com/blog-entry-72.html

~前々回のブログより~

能動でも受動でもない、どこにも属さない「あいだ」とはなんでしょうか。

今回は、一見他愛もない遊びのようですが小道具として爪楊枝を使って
実験してみました。


最初に爪楊枝で軽く指先などをチクっと軽い痛みが起きる程度に刺してみます。

何度か刺してみて、その瞬間の感覚や反応を観察します。

次に、爪楊枝を利き手で持って「能動者の意識=刺す側の意識」になって逆側
の手の指を刺してみます。

その次に、こんどは「受動者の意識=刺される側の意識」になって爪楊枝が指
に触れてから刺されるまでの感覚を見ます。

能動者のときと受動者のときの刺す⇔刺される瞬間の感覚や心理的な反応の
違いが観察できたら、能動受動を意識せずに単純な行為として爪楊枝を指に
刺してみます。

刺す行為を何度かゆっくり注意深く繰り返してみて、瞬間瞬間に先ほどの能動
か受動のかすかな感覚が発生していないかどうかを観察し、そのどちらでもない
ニュートラルな瞬間がどこにあるかを発見します。

そのニュートラルな瞬間には、爪楊枝の先端と指の接触点では何が起こって
いるでしょうか?

さきほどまで「チクッとした痛み」と名付けられていたものが意味を失い、刻々と
変化しながら起こり続け果てしなく分割可能な点の断続に気づかないでしょうか。

そこにはすでに心理的な反応は介在していません。

なぜなら、個別の能動者も受動者も存在しないからです。

そのときその瞬間は、誰のものでもないのです。

そこではただ、唐突に現象の断続的な変化が自動的に起こり続けています。

これが、いかなるベクトルも発生させずに「あるがままの世界を見る」ことです。

あるがままの世界を見ているとき、観察者は現象そのものの中心と一体化して
消えています。

「あるがままの世界を見る」というよりも、正確には「あるがままの世界としてある」
といったほうが近いかもしれません。




◆この、能動と受動のあいだというのは、どの位相のどの瞬間にも
全てにおいてあるものです。

このことをまずは3次元の物質を通して体感していただくために、
上記の爪楊枝のワークに加えて、今回はナイロンの糸を使ってみました。

糸


まず、2人組になって糸の両端を指でつまんでもらいます。

そして、糸をピンと張って相手と自分のあいだで起こる微細な振動や
バランスが取れて一瞬止まっている状態を感じ取っていきます。


微細な振動を感じているときは、2人の間で糸の引っ張り合いの
駆け引きが起こっていますが、バランスが取れているときは、糸の
張りの感覚自体が消えて真ん中でふっと質量の消えているような
ところが見つかります。

ここは能動的に引っ張っても受動的に引っ張られてもいない
均衡なポイントです。

この真ん中にお互いの意識があるとき、その瞬間2人は同時
にそこに消えています。


次に、お互いの微細な振動を感じとりながら瞬間瞬間、糸の
バランスのとれる方向へ感覚をたよりに移動していきます。

すると、2人の身体が思いもよらない方向へどんどん勝手に
進んでいったり回転したり上下したりしはじめます。
(皆さんの動きは即興的なデュエットのダンスとして見ても
優雅で秀逸なものでした。)


このとき、糸の移動と運動のどの瞬間にも先ほどの「質量の
消えているところ」があることを見出せます。

見かけ上、止まっていても動いていても、どの瞬間にもそれが
あるのです。

この実験ではシンプルに2方向のバランスから起こる力学的な
消失点を体感していただきましたが、実はこの消失点は360度
どのバランスの中にもあって、どの方向のどの瞬間にもあるのです。

そしてまた、物質のみならず思考や感情や意図やエネルギーと
いったすべてのものに、このポイントが瞬間瞬間に無限にあるのです。
(これは、単純に物質的な力学に還元しているだけでは体感的に
見切ることが難しいですが、原理としては同じことです)


糸で例えるとイメージとしては、ひとつの思考の瞬間に360度すべての
方向に糸が引っ張られていてその瞬間のバランスをとっている感覚です。
(360度というのはあくまでも3次元で例えた場合です。多次元から
見れば別のベクトルが加わってきます。)

このように、あらゆるものが360度引っ張ったり引っ張られたりしながら
無限にバランスをとっていて、そのひとつひとつの「決定された」バラン
スの真ん中はそれ自体として消えているのです。

これは現象世界の極小から極大まですべてのものに共通しています。


ある意味、現象世界側の理解としては、このことがシンプルに腑に
落ちればよいといえます。

ただ、おそらくそれらの消失点をバラバラに見出すことができても、
運動の連続性や「わたし自身」の存在や認識との関係性が腑に
落ちないということがあると思います。

これは、サマタが高まっても対象と気づきが並行し続ける問題にも
関係していますが、認識とハートと丹田それぞれの明確な理解と、
軸に消えて存在に脱落してあることによって一気に解決します。



◆次に、同じことを壁をつかって体感していただきました。

IMG_3108.jpg

まず手のひらを広げて壁に触れます。
そして思い切り壁を能動的に押してみます。

壁を押したままこんどは壁から受動的に押し返されている
圧を感じます。

そして、手をそのままの圧でそこに「置いて」おいたまま、
能動でも受動でもないあいだを見つけます。


あいだが見つかったら、そこで起こってくる一瞬一瞬の圧の
変化やゆらぎを見ていきます。

ここでポイントなのは、手を「自分の手」の感覚の延長で置くのでは
なく、内部の目から「誰の手でもないもの」として見ていることです。

このとき、手と名付けられていた「何か」が視界に映り込んでいる
ところで、壁との接地面で起こることだけを気づいている状態になります。


tamago.jpg

この状態になったら手を壁から離し、こんどは手のひらに卵をのせて
割れるか割れないかぐらいの強い力で握ってみます。

(卵を小道具に選んだのは、割れるか割れないかという緊張感を
気づきの精度に意図的に転換できると考えたからです)

壁を押していたときと同じように、卵と手のひらの接地面の能動でも
受動でもないあいだを見つけます。


あいだはふわっとした隙間のイメージではなく、強いテンションや
どのような物質や運動の真ん中にもあります。

その感覚をつかむとともに、能動と受動のバランスのゆらぎを見て
いくと、どのバランスで自分という感覚や意図がでてくるかが
見切れてきます。


tamago2.jpg

tamago3.jpg

しばらく「あいだ」に起こってくる現象を微細に見ていった後、
卵をそっと床に置いてみます。

すると、よほど集中力が高まっていないかぎり通常、手のひら
から卵が離れた瞬間「自分が握っていた卵」と「床に置かれた卵」
との間に断絶が起こります。

床に置かれた卵は、手のひらの中にあった時と同じように、あいか
わらず能動でも受動でもないあいだにピッタリのバランスでそこに
存在しているのにもかかわらず、なぜそれは「私から離れたもの」
になったのでしょうか?

何が卵と私を隔てたのでしょうか?


そのことを確かめるために、卵をもういちど握ってみて、
床に置いてみます。

あらん限りの集中力をもって、「あいだ」からその瞬間を見ます。

指からふっと卵が離れた瞬間、何が離れたのでしょうか?


手を徹底的にただ「置いておく」ということと、能動と受動との
あいだに私が消えていることで、この断絶はなくなり、握っていた
卵は手から離れても一続きの存在としてただ在りつづけます。

これら一連のことすべてが、あいだに消えている私の中で地続き
に展開しているのです。

これはシンプルなワークですが、集中力が一瞬に結実すれば
これだけで覚醒に触れることもできるといえます。



◆ワークの終わりに、ある参加者さんが「あいだの感覚はつかめ
たのですが、ゆらゆら揺らいでしまいます。あいだが見つかったら
それをキープしたほうがよいのでしょうか?」と質問されました。

自身では能動的に「キープしよう」と一切考えないでください。

気づき自体は一瞬一瞬切れていてかまいません。


あいだの一点に自動的に「集中してしまっている」ことは必要です。

でもこの集中は勝手に起こっているのです。

ただ、集中が勝手に起こるにはある程度の訓練は必要になります。

そのために、今回は行いませんでしたが、丹田の奥底に集中していく
ワークがあります。


集中が自動的に「吸いつく」ような感覚になってはじめて、そこから
逸脱する微細な動きや意図が見切れるようになります。

これは集中しながら醒めて見ているような状態です。

この状態において、先の「卵と私」の区別がなくなるのです。
(正確にいうと、この状態では認識の境界線がなくなる段階であって
私自身の存在との一体化はもう一段別の仕組みが必要となります)


この参加者さんは、あいだの感覚や丹田の感覚や内部の目の感覚
などを繊細に感じ取られているので、今回の質問のようなちょとした
思い違いで脇道に逸れなければ、バラバラだった気づきがご本人の
タイミングで統合されていくだろうと思います。



◆ここ数回のワークで思うことは、覚醒のトリガーは人それぞれで、
その人その人の入口があるということです。

一人一人の入口をピンポイントで見つけて直接働きかけれたらと
いうエネルギーが私の中で沸き起こってきています。

その人にフィットしない方法をいくら続けても、できないことだけに
フォーカスして委縮していってしまうのは悲しいと感じるのです。

物理的な制限でなかなかお一人お一人と向き合う時間がとれない
状態ですが、グループワークにおいてもこの点は常に心していたい
と思います。


今回、ある参加者さんが糸のワークのときに思いがけず生き生きと
弾んでいらっしゃるのを見て、とても嬉しくなりました。

パっと見たかぎり繊細な神経をお持ちで、繊細だからこそ外部に
侵入されないように観念をもって自身からズレたところに軸をつくろう
とされているように見受けられたのですが、実はこの方はある種
(男性ですが)「巫女」的な感性をお持ちなのではと発見しました。

この感性は、前回のワークのときにもその一端がちらっと見えたの
ですが、今回さらに確信しました。


ご本人は硬派な哲学や修行を望まれているかもしれませんが、私は
個人的にその方の巫女的な感性の延長にとてつもない集中力と
突破口があるような感触を得たのです。

ただ、私だけがそう感じていてもご本人の意図やタイミングと合って
いないと無理やり進めることはできません。

それでも、私としてはこのような発見をさせていただいたことは
今後の指針になってくるだろうと感じています。


この方にかぎらず、参加者さん全員それぞれの存在の煌めきが
諸所に感じられ、今回も密度の濃いワークとなったことを感謝します。

ワーク2


**************

◆次回の東京ワークは 10/10(土)13:30~20:30 開催予定です。
(変更となる場合があります)


◆参加希望の方は拙著をお読みのうえ、まずはメルマガにご登録ください。

⇒ メルマガ登録はこちらから

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 瞑想へ
このエントリーをはてなブックマークに追加
comment (0) @ ワーク

【9/5(土)18:30~21:30 「東京ワーク参加募集」 】          

2020/08/19

*****  Rubin’s work  東京ワーク開催日時のお知らせです。


9/5(土) 18:30~21:30 
定員に達したため締め切りました。次回は10/10頃に開催予定です。


場所は東京都中央区、参加条件等の詳細はメルマガにて
ご案内しております。


◆今回は、

・集中力の限界を突破するポイント
・「対象のある能動・受動のあいだ」から
「対象のないあいだ」へ
・無限に分割される重心と空
・呼吸の秘伝的ラインと気づきの発火
・一点集中から全方向開放の気づきへの移行
・インテンションから自我を抜く
・インテンション単体に触れるには

をテーマにワークを行なっていく予定です。
(内容は参加者さんの状況によって変更となる
場合があります)



◆ワーク開催にあたっては、以下のコロナウイルス
対策を行います。

・従来比で約2倍の広さの会場使用
・参加者間の十分な距離を確保
・窓2面および入口を開放
・息のあがる運動はしない
・参加者に新品マスク配布
・入場前の手洗い必須化
・入口での手指のアルコール除菌
・平熱以上の方の入場不可
・ワーク中の身体接触回避


◆直近に開催したワークの様子

【8/11 (月・祝) 東京ワーク】~所感と解説~
http://rubins-work.com/blog-entry-82.html

【1/12 (日) 東京ワーク】~所感と解説~ その1
http://rubins-work.com/blog-entry-68.html

【1/12 (日) 東京ワーク】~所感と解説~ その2
http://rubins-work.com/blog-entry-69.html



※参加ご希望の方は、
拙著「Rubin ~ルビン~ -覚 醒- 認識の転換のために」
をお読みのうえ、まずは以下のフォームからメルマガの
ご登録をお願いします。

⇒メルマガ登録はこちらから

追って参加条件等の詳細をご連絡いたします。


※参加者一人一人の身体とエネルギーを見ていくため
少人数性となっております。
参加希望の方が多い場合は先着順とさせていただく場合が
ありますことをご了承願います。


※メルマガ登録されている方で万一、ワーク案内メール
が届いていない方がいらっしゃいましたら迷惑メールフォルダを
ご確認ください。


***************

※ツイッターはじめました※
@Rubins_work
https://twitter.com/Rubins_work
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 瞑想へ
このエントリーをはてなブックマークに追加
comment (0) @ ワーク

【8/11(月・祝) 東京ワーク】 ~所感と解説~       

2020/08/12

8/11(月・祝)東京にてワークを開催しました。


FullSizeRender2.jpeg
<姿勢調整の様子>


今回は半年ぶりのワーク再開ということと、ウィルスにより今後の
開催状況が読めないこともあって、時間を延長して8時間の長丁場
となりました。

長丁場にもかかわらず参加者の皆さん全員、集中力がとぎれず
最後まで熱心に取り組んでいただきました。

プログラムとしては初参加のも方々もいらっしゃったため、基礎の復習
も兼ねて「何をどう気づいていくのか」「一歩先の集中力と気づき」
ということに焦点を合わせました。


*****************
【今回の主なメニュー】

※それぞれのワークの方法と解説については
下記にある過去記事を参照してください。


・軸に消えてあるためのエクササイズ
http://rubins-work.com/blog-entry-60.html
http://rubins-work.com/blog-entry-68.html

・型と放心が両立してある状態になる
http://rubins-work.com/blog-entry-60.html

・意識を点にする居座らない座法
http://rubins-work.com/blog-entry-60.html
http://rubins-work.com/blog-entry-68.html

・呼吸とともに丹田の奥底の抜け道を見つける
http://rubins-work.com/blog-entry-66.html

・肉体の目と内部の目の見え方の違い
http://rubins-work.com/blog-entry-43.html
http://rubins-work.com/blog-entry-61.html
http://rubins-work.com/blog-entry-68.html

・内部の目で全体と局所を同時に映す
http://rubins-work.com/blog-entry-43.html
http://rubins-work.com/blog-entry-61.html
http://rubins-work.com/blog-entry-68.html
http://rubins-work.com/blog-entry-73.html

・インテンションのベクトルとはじまりを見切る
http://rubins-work.com/blog-entry-61.html

・意図が落ちたインテンションの感覚を知る
http://rubins-work.com/blog-entry-61.html

・能動と受動のあいだにあること
http://rubins-work.com/blog-entry-69.html
http://rubins-work.com/blog-entry-72.html

・ハートの振動の発生と触覚
http://rubins-work.com/blog-entry-38.html
http://rubins-work.com/blog-entry-52.html

・対象のない祈りの型と放下
http://rubins-work.com/blog-entry-39.html

・ダイブ&スキャンで集中レベルと行き止まりを探る
http://rubins-work.com/blog-entry-73.html



*****************
【所感と解説】


今回は、これまでより時間が長くとれたこともあって、
参加者さん一人一人の心身の状態をより細かく把握し
各自の突破口を見つけることに注力しました。


上記メニュー最後の
「ダイブ&スキャンで集中レベルと行き止まりを探る」
というのは以前ワークでちらっと行ったことのある「禁じ手」
的な手法です。

参加者さんがどのレベルで集中し、どのレベルで肉体と同化
し、何がその先へ深く入ることを妨げているのかを、意識と身体
に私が直接アクセス(意識にダイブしてベクトルと行き止まりの
位置をスキャンする)して把握していきます。


本来の修行体系であれば、意識の限界ポイントと突破口は自身で
気づいていくべきところなのであまり大っぴらにはできないのですが、
皆さん限界ポイントの感覚まではご自身で把握できるレベルだった
ので、この段階ならば害はないだろうとの判断で行いました。

いつも同じポイントでもやもやと気絶してしまって先に進めない
ことで諦めてほしくないからです。

この限界のポイントにはメカニズム的に明確な理由があるのにも
かかわらず、その先に進めないことを「カルマが悪い」「才能がない」
と短絡的に結論づけないでいただきたいのです。

もちろん、集中の微細な糸をたどっていくのは本人自身です。


ちなみにこれはスピリチュアル的な神秘の力や霊能力のようなもの
ではなく、あくまでも心身のメカニズムに沿った微細な意識によって
バランスとベクトルを直接感じとっています。

存在に落ちて相手がハラに在れば、行き止まりになっているポイントに
達したときの感覚や、その時の意識状態というのははっきりと自身の
ものとして感じ取れる(スキャンできる)のです。

そのとき相手は私の中で直接、呼吸しているからです。

これは、存在の覚醒が起これば誰でもできるようになります。


今回は参加者さんが呼吸とともに丹田の奥の「場所のないところ」
に深く入っていくプロセスを肉体側に近いレベルでスキャンし、各自
のエネルギー量や呼吸の深さと微細さ、肉体感覚の先まで意識が
入っていけているかを把握し「今、そこでふらふらっと迷った」
「この位置で集中がとぎれた」「この先でもう一歩奥へ入ってください」
「ここで気絶した」といったことを直接お伝えしていったのですが、
参加者さん自身が丹田に集中しつつ同時に即座に修正することは
未だ難しかったようでした。

なぜ難しいかというと、丹田への集中がサマタ瞑想単体になって
いるレベルだからです。


この段階では一点集中のサマタ瞑想で構わないのですが、内部
の目の確立と鋭利な気づきが自動的に発動している状態でないと
「アドヴァイスを聞いて修正しよう」と意図したとたん、一点集中が
崩れてしまって肉体の呼吸に戻ってしまうのです。

それでも、日常の肉体レベルに同化した意識ではなく、より深い
レベルでお伝えしようとしているポイントは直接伝わった感触は
得られました。


次回、機会があればさらに微細なレベルで各自がどのように限界
を突破しどのように存在そのものへの抜け道を通り抜けるかを
ダイブ&スキャンでナビゲーションしたいと思います。
(あくまでも禁じ手なので依存に気をつけつつ)



参加者のSさんはもともと繊細な観察力と集中力を持っている方
なのですが、植物のように繊細すぎて「限界まで見続ける」ため
のエネルギー量が不足しているのと、かなり深いレベルとはいえ、
あるポイントにくると意識がふわっと曖昧になり気絶していってし
まう様子が見て取れました。

この方の場合は通常とは逆に、エネルギー不足による肉体感覚の
希薄さがネックになって丹田の奥を見るときに早い段階で肉体と
イメージの境界線に達してしまうことと、境界線上で起こってくる現象
にある意味、誠実に集中=同一化したまま意識が消えていってしまう
というパターンです。

この状態はご本人も正確に把握できています。


それに対するアドバイスとしては、丹田を見るときの一点集中のサマタ
に加えて、内部の目に軽く留意を残しておき、最後の最後に起こってくる
イメージに100%同化せずに数%の気づきの留意を発動させておくように
とお伝えしました。

最終的な存在の覚醒においては気づきと対象の分離はなくなるのですが、
合一するポイントはこの段階ではないのです。

この段階で対象と合一すれば、気づきの伴わない「自他『未分』」の赤ちゃん
のような状態のまま気絶してしまいます。


そうではなく、この段階ではどの対象にもくっついていないホバークラフトのよう
な気づきの自動化を発動させたいのです。

そして、この発動には重力を引きはがすようなエネルギーを必要とするのです。



また、Fさんは武道をやられていることもあって丹田のエネルギーは強いのですが、
肋間筋が固いため胸呼吸になりやすく、無理やり丹田に集中しようとすると肉体
の意識にぶつかってしまい、肉体と意識の境界線の抜け道を見つけづらい状態
でした。

ただ、もともと瞬発的な集中力はある方なので、ダイブ&スキャンによる心身の
多少の調整と、ご本人の純粋な取り組みによってワークの最後にはかなり高度
なバランスの状態に入ることができました。


この状態にはちょっと目を見張るものがありました。

というのは、丹田の奥への集中がまだ若干不足気味なのと、サードアイの表面
方向への意識が強めなことをのぞけば、自動的に気づきのセンターが発動
してGがかかって「連れていかれる」手前の状態まで一瞬入っていたからです。

これは非常に際どいバランスでしか起こらないことです。

この状態に加えて内部の目を明確に「置いておく」感覚が身につけば
次の段階に進むことが可能ですので、単なる偶然の産物に終わらせない
でいただきたいと思います。


後日、Fさんから
「瞑想中に理由なく不安が出てくる感じ、未知なるものへの恐怖が出てくる
頻度が増してきました」
との報告をいただきました。

これに対して私は「ああ、正確に進んでいるな」と思い、次のように
アドバイスしました。


「どこにもつかまるところのないところへ入っていくときには
必ずエゴの不安がでてきます。

これまで信じてきた自分の目的や信念が外れて、
自分がどこへ向かっているのか、
何を頼りに存在していいのかわからなくなるからです。

そのようなときは、瞑想の前後に『対象のない祈り』
の状態に入ってニュートラルポジションにリセット
してください。

先日、最後のほうで非常によい状態に入っていたときは
不安はなかったはずです。

あの状態に加えて、内部の目のポジションがもう少し
明確になれば、感情や感覚にひっぱられずに自動的に
気づきが続く状態へと飛躍します。」



Kさんは、ダイブ&スキャンの感想としてナビゲーション中に
「エクスタシー状態になりました」とのことですが、これはヒーリング
とは違うのです。

事前に予備知識を一切あたえないまま行ったので、そのとき起こった
状態を素直に表現されたことはよいのですが(Kさんは長年、禅の修行
をされてきましたが、ワークの回を重ねるごとに概念を捨ててその時
起こったことを純粋に見る感覚が増してきたことは賞賛すべきことです)
極限まで起こっていることを見続けるのは本人自身の強い意志が必要
です。


このとき集中から逸れてエクスタシーにひっぱられたのは、どこかに常に
「心地よい状態に早く安らぎたい」という想いがあるからです。

瞑想においては、隠れているものがすべて顕わになるのです。

この想い自体が悪いのではなく、想いが起きたらそれはそれでただ
見ていく覚悟が必要です。



初参加の方々は、一見わけのわからないようなワーク(小道具を使ったり等)
にも真摯に取り組んでくださり、特に、バカになって放下したときのそれぞれの
純粋無垢な美しさには、ちょっと感動してしまいました。

その美しさは、私たちを自動的に運んでいってくれる「対象のない祈り」
に直接通じるものなのです。



*****************
◆次回の東京ワークは 9/5(土)18:30~21:30 開催予定です。

・集中力の限界を突破するポイント
・「対象のある能動・受動のあいだ」から「対象のないあいだ」へ
・無限に分割される重心と空
・呼吸の秘伝的ラインと気づきの発火
・一点集中から全方向開放の気づきへの移行
・インテンションから自我を抜く
・インテンション単体に触れるには

といったテーマで行う予定です。


◆参加希望の方は拙著をお読みのうえ、まずはメルマガにご登録ください。

⇒ メルマガ登録はこちらから

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 瞑想へ
このエントリーをはてなブックマークに追加
comment (0) @ ワーク

【8/10(月・祝)13:30~17:00 「東京ワーク参加募集」】      

2020/07/21

*****  Rubin’s work  東京ワーク開催日時のお知らせです。


8/10(月・祝) 13:30~17:00
募集締め切りました。次回は9/5(土)18:30~21:30の予定です。

場所は東京都中央区、参加条件等の詳細はメルマガにてご案内
しております。


◆今回は、
「平面の気づきから立体の気づきへ」
「360°の気づきと主体の消失点」
「気づきと対象の『並行』の仕組みと『融合』のポイント」
「座禅でわかったつもりでも日常で消えてしまうのはなぜか?
その仕組みと『主体のない気づき』のポイント」
をテーマにワークを行なっていく予定です。


参加者さんの状況に応じてテーマが変わる可能性が
ありますが、10日間の瞑想リトリートで「正確に」進んだ
ときに5日目ぐらいから起こりはじめるレベルの内容を
直接お伝えしたいと思います。

対面でのワーク存続の先が見えない時世ということも
あり、すべて全開でお伝えしていく予定です。



◆ワーク開催にあたっては、以下のコロナウイルス
対策を行います。

・従来比で約2倍の広さの会場使用
・参加者間の十分な距離を確保
・窓2面および入口を開放
・息のあがる運動はしない
・参加者に新品マスク配布
・入場前の手洗い必須化
・入口での手指のアルコール除菌
・平熱以上の方の入場不可
・ワーク中の身体接触回避


◆直近に開催したワークの様子

⇒ 【2/8(日) 東京ワーク】~所感と解説 その1~

⇒ 【2/8(日) 東京ワーク】~所感と解説 その2~

⇒ 【2/23(日)大阪ワーク】~推奨課題と質疑応答~



※参加ご希望の方は、拙著「Rubin ~ルビン~ -覚 醒- 認識の転換のために」
をお読みのうえ、まずは以下のフォームからメルマガのご登録をお願いします。

⇒メルマガ登録はこちらから

追って参加条件等の詳細をご連絡いたします。


※参加者一人一人の身体とエネルギーを見ていくため少人数性となっております。
参加希望の方が多い場合は先着順とさせていただく場合がありますことをご了承願います。


※メルマガ登録されている方で万一、ワーク案内メールが届いていない方が
いらっしゃいましたら迷惑メールフォルダをご確認ください。



***************

※ツイッターはじめました※



にほんブログ村 哲学・思想ブログ 瞑想へ
このエントリーをはてなブックマークに追加
comment (0) @ ワーク

【ワーク再開予定】【Twitter はじめました】      

2020/07/03

4月の記事以来、ご無沙汰しております。


**********************
先日「zoom等での遠隔ワークを行う予定はないのですか?」
といった質問をいただきました。

この時世、ワークを続けるにあたって新たな方向性を探る必要が
あるとは思っているのですが、対面で微細な部分まで踏み込んで
いくリアリティは掛け替えのないものなので悩むところです。

泥臭いようでも現時点では基礎として、物質と身体性を切り捨てない
ところからはじめたいからです。

物質と身体を置き去りにして意識だけを開発しようとしても必ず
置き去りにした時点のレベルに引き戻されます。

この「引き戻し」の力が今現在の次元にフォーカスさせているのです。

というわけで、今回は従来どおり対面でのワークのお知らせです。


**********************
【ワーク再開予定】

2月以来、数か月ぶりにワークを再開します。

●8/10(月・祝)13:30~16:30

東京都中央区近辺にて開催予定。
(コロナウイルスの状況によって日時等、変更となる場合があります)

●内容は参加者さんの状況に応じますが、前回までの基礎の復習と、
「二元的な気づきと対象の並行を超えた融合」という核心部に具体的
なプロセスを踏みつつ迫っていきたいと思います。

ここから認識が揺らぎゾクゾクする地点に入っていきます。

10日間の瞑想リトリートで「正確に」進んだときに5日目ぐらいから
起こりはじめるレベルの内容を直接お伝えします。

●詳細は決定次第、7月中旬頃あらためてお知らせします。

●参加希望の方はまずは拙著をお読みのうえ、メルマガに
ご登録ください。

メルマガ登録はこちらから⇒ http://my72p.com/p/r/eIBevNwZ

●ワーク開催にあたっては、以下のコロナウイルス対策を行います。

・従来比で約2倍の広さの会場使用
・参加者間の十分な距離を確保
・窓2面および入口を開放
・息のあがる運動はしない
・参加者に新品マスク配布
・入場前手洗い必須化
・入口でのアルコール除菌
・平熱以上の方の入場不可
・ワーク中の身体接触回避


**********************
【Twitter はじめました】

現在のところ取り急ぎブログ記事のリンクが中心ですが、本では
表現しきれなかったような覚醒の微細なエッセンスについて追々
つぶやいていく予定です。

@Rubins_work
https://twitter.com/Rubins_work




にほんブログ村 哲学・思想ブログ 瞑想へ
このエントリーをはてなブックマークに追加
comment (0) @ ワーク