今後の方向性と裏話など 「Rubin ~ルビン~ -覚 醒- 認識の転換のために」
読んでいただいた方はおわかりだと思いますが、とにかく一言でいうと「特殊な内容」なので、最初から一般受けは期待していませんでした。
ありがたいことにワークの登録や感想もいただいていますが
「難しくてすべては理解できないがエネルギーは伝わってくる」
「難しいが衝撃をうけた」
「難しいがここまで書いてあることに驚いた」
…と、やはり「難しい」という印象が先にくるようです。
内容が内容のうえ、語り口調が硬質で突き刺さるのでパートナーのリアル氏がはじめて読んだときの感想は
「…怖いよね」
でした。
「あらゆる意味で、怖い」
その結果、ブログ「リアルワールド」のメルマガでの紹介が以下のようなものに…
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裏番長 登場
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ここのところの説明が難しいのですが、例えていうと番長っているじゃないですか?
ガラの悪い学校に。
ビーバップ・ハイスクールとかスケバン刑事とかにも登場しますよね。
で、その番長より恐ろしいのが裏の番長。
通称、裏バン。
優等生の仮面を被っていながら、裏で牛耳る一番悪い奴みたいな。
「顔はヤメな、ボディにしときな」
これは三原じゅん子の名言ですよね。
「リアルさん、この話の流れはもしかして・・・」
そう、あなたの、その「もしかして・・・」の予感は当たってます。
このリアルワールドのクラスにも裏番が存在したのです!
そんな恐ろしい裏バンがついに登場です。
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…たしかに、あとから自分で読んでも怖いです。
(裏話ですが、執筆中はなにか別のものが乗り移ったかのようなエネルギー状態だったのですが、あるとき、
「これ以上触れてはならない」という禁足の領域のようなところに意識が触れかけてそこから先はカットしました。
勘のいい方はもしかしたらどの辺りかわかるかもしれません。)
面白いのは今のところ、ワーク情報を提供するメルマガの登録をしてくださった方の9割以上が男性ということ。(もちろん女性も大歓迎なのですが)
内容的に、ハートのバクティタイプの女性からは拒絶されるかな…と予想はしていたのですが、この状況どこかで経験あると思ったら、リアル氏の活動の初期(5年ほど前「ヴィギャン・バイラヴ・タントラ」講座発表の頃)のセミナー参加者は、現在とちがって毎回ほぼ全員(!)男性だったのでした。
それも、バリバリの悟り系志向の濃い面々。
毎回、濃すぎる問答が飛び交っていました。
たしかに「ヴィギャン・バイラブ・タントラ」のテキストは、今回のわたしの本とはまた別種の「硬質さ・純粋さ」が全面に出ていたのでそういった傾向の方々を引きつけたのだろうと思います。
ちなみに執筆当時のリアル氏もやはり、なにかに突き動かされるように一気に書き上げていました。
現在のリアル氏は、グラウンディングとバクティと秘教的エネルギーワークを織り交ぜた「it」という講座をメインに開催していてセミナー参加の女性の割合は半数を超えている印象です。
瞑想の方向性という意味では、今はある意味リアル氏が女性性の側面、わたしが男性性の側面を担う時期のようです。
男性性・女性性というのは単純に性別によって分けられるものではありませんが、エネルギー的なパートナーシップにおいて役割が逆転しているというのは面白い現象です。
思えば、わたしは10代の頃は頻繁に男性に間違われることがありました。
例えば、女子トイレに入ろうとするとギョっとした顔で上から下までジロジロ見られたり、親の知り合いに会うと「息子さんですか?」と言われたりすることが日常茶飯事でした。
背が高く服装や髪形も男性的だったこともありますが、子供の頃から自分のセクシャリティや身体性というものから乖離している感覚があって、自然な女性性が隠れてしまっていたのです。
他人から見た印象はおそらく、今でいうLGBTQのなかの「アセクシャル」(ノンセクシャル・Xジェンダー)のような感じだったかもしれません。
20代になってからもたびたび「AYAは身体の印象がまったくない」といわれていました。
それはよくいえば「透明感」、わるくいえば「まだ人間になっていない」ということだったのです。
本人的には志向はノーマルで男性になりたかったわけでは全くないのですが、外見と意識と心身のそれぞれが奇妙なバランスで乖離していて不思議な(不気味な?)印象を与えていたと思います。
ある意味わたしのエゴはユニークな歩みを経験しました。
子供の頃からバレエやダンスを習っていながら、興味があるのは専らシステマティックな運動性のほうで、身体能力はそこそこあっても棒のような動きをしていました。
今思えば、生まれてきてわざわざダンスを「やらされた」のも「いったん、乖離した身体性を取り戻しなさい」ということだったのかもしれません。
プロフィールにもあるように30代前半で瞑想にのめり込み一時期、本気で出家も考えたのですが、そのときに踏みとどまったのは、この身体性の乖離をそのまま放置していてはやがて瞑想の体験も打ち止めになる、ということがはっきりわかっていたからです。
なぜわかるかというと本でもちらっと触れましたが、瞑想の微細な領域に入っていけばいくほど、現象世界で取り残されたカルマの残りカスのようなものがチラチラと引力をもって意識をひっぱるのです。(感覚的には0.00001ミリぐらいのベクトルとして)
これはもうはっきり断言しますが、誰もここから逃げることも見ないふりをすることもできません。
そこから数年かけて身体性や女性性をふくめて、ありとあらゆる取り残されたものを意識的に体験していったわけです。
今回はその詳しいプロセスは割愛しますが、わたしにとって女性性を取り戻すというのはかなり異質な体験で、まるで宇宙人が地球人の女性の「コスプレ」をするかのような感覚がしたものです。
それは時には生理的な吐き気を催すものですらありました。
プロセスの初期のころ、とある高名な禅の老子のところへ遠路はるばる参禅し「セクシャリティの問題を解決しないかぎり悟ることはできないのでしょうか?」と質問し、老子の前で感情を抑えきれずに嗚咽したことがありました。
今思えば当時、日本で唯一悟っていると噂されていてなかなか接見することもできない老子に奇跡的に一対一で対面する機会を得てそんな質問をわざわざするというのは怖いもの知らずにもほどがあったのでしょうけれども、その頃のわたしは本当に必死だったのでした。
そんなわたしに対して老子は真剣な顔で首を横に力強く何度も振って「そんなことはありません!そんなことはありません!」と否定されたのでした。
そのとき同時に「一元と二元の意識が並行したままの状態がどうしても解決しない」という質問もしたのですが、老子は「ああ、あなたのやり方ではそうでしょうね」と一蹴されました。
そして「うちの寺の接心にいらっしゃい」とおっしゃってくれて心が激しく揺さぶられたのですが、結局わたしは「最後の最後は自分自身で解決するしかない」という心の声に従い、遅まきながら現象世界で一からやり直す決心をしたのでした。
そこから数年かけて自分なりに一応の納得が得られたころから、現象世界のなかで止まっていたものが急速に動きだし、それとともに覚醒のプロセスと理解も深まっていきました。
また、現象世界での体験をやりなおすことで「一元と二元の並行問題」も解決に至ったのです。
それはある意味、純粋なタントリックな経験であったともいえます。
このあたりはおいおい触れていけたらと思います。
先の話に戻りますが、瞑想の男性性の側面を強めすぎても最後の最後に「飛ぶ」ことができません。
突発的な一瞥体験をのぞいて、全体の構造を理解するには二元のタントラ的側面の理解は絶対に必要になります。
そのとき、男性であれ女性であれ、女性性の理解とエネルギーの助けが必要となるのです。
また、女性性だけに偏っていても全体性の理解には至りません。
そういった意味もふくめて、今回の本や今後のワークが男性女性に関わらずなんらかの気づきのきっかけになれば幸いです。
本が発する雰囲気が「怖い」だけにAYAとはいったいどんな人間なのだろうと引いて見てらっしゃる方も多いかと思いますが、今後は個人的な体験も含め、具体的に役立つ情報なども発信していけたらと思っております。
実際にリアル氏のセミナーでわたしに会ったことのある方はわかると思いますが、ある意味、人並み以上にくだけた部分もあります。(むしろこのような本を出して驚かれたかもしれません)
今後はそういう感じも勝手にでてくるようになるかもしれません。
ここだけの話、リアル氏との会話の9割以上は「いま確実に世界で一番くだらない話をしてるよね」といった内容…
あまりにくだらなすぎてとても書けない内容なのですが、残りの1割はあの「硬質で純粋な」部分が結晶した感興の言葉だったりもします。
そういう即興的にでてきたお話もシェアしていけたらと思います。
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