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8/11(日) 18:30~21:30  「東京ワーク開催日時が決定しました」     

2019/07/22
*****  Rubin’s work  東京ワーク開催日時のお知らせです。

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8/11(日)18:30~21:30  募集締め切りました。

場所は東京都中央区、参加条件等の詳細はメルマガにてご連絡しております。


内容については、認識/身体/意識のそれぞれの側面からシンプルかつ具体的にアプローチしていく予定です。

今回はハートのワークを様々な角度からじっくりやる予定で、様子をみながら祈り/回転と時間/痛みを見る方法
なども加えていきます。

また、丹田呼吸と姿勢の調整は基礎として毎回時間をとりたいと思います。

(内容はその時々のメンバーによって変わる可能性があります)



◆直近に開催したワークの様子


⇒ 「7/14(日)東京ワーク ~ご感想と応答~」

⇒ 「6/29(土)東京ワーク ~ご感想と応答~ その2」

⇒ 「6/29(土)東京ワーク ~ご感想と応答~ その1」



※参加ご希望の方は、拙著「Rubin ~ルビン~ -覚 醒- 認識の転換のために」をお読みのうえ、まずは以下のフォームからメルマガのご登録をお願いします。


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追って参加条件等の詳細をご連絡いたします。



※参加者一人一人の身体とエネルギーを見ていくため少人数性となっております。
参加希望の方が多い場合は先着順とさせていただく場合がありますことをご了承願います。


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#サマタ瞑想 【7/14(日)東京ワーク ~ご感想と応答~】        

2019/07/17
7/14(日)東京ワークを開催しました。


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【今回の主なメニュー】

・肉体の目と内部の目の具体的な位置と使い方
・白紙の意識をつくるエクササイズ
・脱力しつつ型に支えられている身体をつくる方法
・骨盤部の具体的な使い方と姿勢
・丹田の意識を具体的に認識する方法
・肉体と意識のあいだで起こる丹田呼吸の入り方
・身体との同化を消して気づきの瞬間だけを見る


参加者様より感想をいただきましたのでシェアします。
(内容の一部を加筆・修正しています)



昨晩とその前のワークは、私にとって従来のワークよりもさらに深く微細な領域まで
掘り下げることが出来、今まで漠然と一般的な書籍を読んで自分なりに練習してきた事が、
全て体系的に総復習出来るだけでなく、新たな驚くほど大きな理解と実際の体験となりました。
特に、短い時間でのワークの中で、ここまで変容(変わる)ものなのか?という点に正直かなり大きな驚きと期待
を持ってしまいました!
いつもワーク中にエネルギーの方に行ってしまいがちな私に熱意と忍耐(!)をもって指導頂くことに大変感謝
しております。ありがとうございます。



⇒身体と力学を使うと意識という曖昧なものも具体的に理解しやすいと思うので(身体やテクニック偏重
になるのも違うとはいえ)準備段階としては私の意図が伝わったようでよかったです。

とかく精神世界の分野は神秘的な力や恩寵を強調したり、逆に気合いや根性で瞑想したりして、何年も時間
をかけた上でそれが理解できないと「才能がない」「カルマが悪い」などという言葉で片付けられてあきらめて
しまうことがありますが、私としてはほんの少しだけここをアドバイスすれば無駄に時間をかけることもない
のに、という歯がゆさは常々感じてきたことでした。

その思いを皆さんが実践を通して受け取ってくださるのは逆にこちらこそありがたいなあという気持ちです。

エネルギーに意識がいってしまうことは悪いことではなく、のちのちその感覚を意識的に使う場面もでてくる
のですが、現在のようにエネルギーの高まりがランダムに拡散している状態のままでは今の自分が意識できる
範囲の身体の延長上の枠にぶつかってそれ以上進めず、心地よさというよりも苦痛を伴うような状態になり
(頭痛はわかりやすい例です)意識の探求としてはそこで頭打ちになってしまうかもしれません。

そのため、いったん遠回りに感じても先に自我と身体の境界線を落としておいたほうがより大きなエネルギー
を迎え入れるための限界のないスペースができると思います。

もし、どうしてもエネルギー的なワークを並行して行いたければ、覚醒というよりも現象世界の創造の理解
として、エネルギーのうねりの変化や微細な色合いや周波数の違いや意味などを見ていくことになりますが、
それはそれでかなりの集中力と直観力が必要となります。



1. 視座の確立(自分なりにカチッときました。笑)
肉体の目で見ること、次に、目の奥3ー4センチから見ること、それぞれを練習した後に、その二つを一緒にする
ことで、自分の今までの経験を体系的にしっかりと実感しながら理解することが出来ました。今までは何となくの
感じで観ていたやり方が体系的にステップを経て経験することで、本来の視座の場所や見え方をその場で質問
やアドバイスを頂くことですぐに理解できました。まだまだ物質世界的には肉体の目で見ることに戻ることも多々
ありますが、自分が納得して本来のあるべき視座の確立を経験できたことは、後からそれを思い出すだけでその
感覚に戻れるため、大変効果的でした。



⇒ここは誤解しやすいところですが、もともと私たちは肉体の目だけで世界を見ているわけではないのです。

肉体の目、脳の機能、認識の座、ハートの座、存在の座、それぞれの複合的なコンビネーションの
結果として3次元的な像を結んだものを後付けで気づいているのです。

ただ、身体と同化した私たちの表層的な意識は結果として見えた像を「肉体の目で見たもの」と思い
込んでおり、その表層意識自体が目のポジションを限定します。

ワークで実践した内側を見る目の感覚は、内部で起こっている事象に気づくための第一歩であり、
この段階では未だ方向性と位置がありますが、次の段階では方向性と位置の感覚も落していくこと
になります。



2. 肉体内部からの感覚に触れて脱力するワーク
これは最初は体の硬さや部分に分けて捉える癖もなかったため、部分的に一枚岩的な捉え方になって
しまいましたが、アドバイスを元に精妙な小さい部分へと感覚をもっていくことで(触れていくこと?)だんだん
わかってきました。また、この精妙な感覚モードになると私の場合は、すぐにエネルギーの感覚に同化して
いく習慣がまだあるので、体の感覚に集中するように練習していきたいです。下半身の脱力が課題かと
思いました。



⇒微細な意識を見ることと、身体を微細に分割して見ることには相関関係があります。必ずしも解剖学的
にすべての名前や位置や感覚を知ることは必要ないのですが、例えば腕というものを大雑把にひとつの
肉の塊ととらえているとき、意識は物質の粗い領域に限定されてフォーカスしているといえます。

身体は微細に見ていけばいくほど、肉体と意識とイメージの境界線を越えた領域へ入っていくための
ポータルとなっていきます。

身体感覚は「自分」という意識に様々な形でくっついているので、身体を見ていく過程では個人個人の
パターン化されたブロックに阻まれることが起こってきますが、そのブロックに気づきつつ隙間をぬって
さらに奥へ進んでいくことで最初の関門を抜けることができます。

骨盤周辺や大腿部や膝下や足首や足裏などにはすべて、その人固有の思考パターンや身体イメージ
や意識が顕れています。

具体的に身体を動かしていくことで今まで意識化していなかった部位と感覚を意識化することは気づきの
微細さを養う訓練になるとともに自らのパターンに気づくきっかけにもなります。



3. 丹田と呼吸やゴムを使ってのワーク
今まで武道をやってきて丹田から力を出すということはよく聞いておりましたが、具体的にゴムを使った
ワークで始めて実感できました。最初は微妙でしたがゴムを伸ばしながら1ミリ刻みでの体感や呼吸との
関係など色々な角度のワークが良かったです。また、瞑想の姿勢も丹田から始まって背骨が上に立って
行き、脱力と相まっての背骨の構造で立つということも経験できました。初めて丹田と体にくる力の相関が
理解できたことに正直びっくりするのみです。前々回のワークで丹田で周囲のことを感じるワークでは少し
経験を始めることが出来ましたが、昨日のワークではより鮮明な関連を実感出来ました。
また、丹田の感覚が出来ていないと最終的な一点集中からの見切り?が出来ないとのことも理解しました。
どのワークもそうなのですが、一旦ワーク中で経験すると、ワーク後もワーク中のその体験を思い出すだけ
でかなりの割合でその体感を再体験出来ることも驚きのポイントです。




⇒武道で実践的に使う丹田の感覚と瞑想で深く入っていくときの丹田の感覚は若干、位相が異なるのですが、
まずは双方に共通する基本として身体的な位相を具体的に認識していきます。

武道で使うときは力学的に効率のよい身体の型の重心と丹田内部に練られた張力のようなものを一点に
一致させて動きの中心を突き抜けさせるみたいな感覚でしょうか。

例えば、足や腕は蹴りや突きによって相手の身体に直接ヒットしているとしても、丹田の力は動きの軌道の
中心軸を通して遠隔の波動砲で伝わっている、みたいな…

このバランスが中心で最も効率よく働いたときには、例えばボクサーがよく、快心のクリーンヒットを打った
ときは「打った感覚がないほど軽かった」と証言するような状態に近いと思います。

あまり説明がうまくありませんが、ボールを打ったり蹴ったりする感覚などを実際に使うともう少し具体的に
説明できるかもしれません。



4. 呼吸による丹田下方への入り込み?(サマタ瞑想の導入)
最初ということもあり、かなりぎこちない感じでしたが、意識で下に下に入っていく感覚がつかめました。
盆の窪から入って背骨を通って丹田の感覚があり、そこから意識で下方へ掘っていく感覚で最初に真っ黒
で広い空間や、戻るときに意識も一緒に登ってしまい額の部分に感覚が戻ってしまいましたが、アドバイス
にあった、「そこに置いていく」という感じが掴めたと思います。今まで集中が苦手で自宅でもちゃんと瞑想も
していなかったので、この一点に集中する感覚を大事にして自動的になるまで練習していきたいと思います。



⇒一点集中はコツを知っているのと知らないのでは進み方が大きく変わってきます。

ここが通常、瞑想をはじめて最初につまずくポイントです。

呼吸を吸うときに肋骨が上がってしまうと意識が一緒にあがってしまうので肋骨の一番下の部分もその場に
置いておくような感じにするとよいと思います。

呼吸をすればするほどイメージと肉体の境目を超えて深く入っていくのが理想ですが、意識が外れて上方向
へあがってしまったときはそのたびに気づいてリセットすれば大丈夫です。

もっとも注意すべき点は、意識が丹田の底から外れたことに気づかずに「もやもや」っと気絶する瞬間を見逃
さないことです。

この、気絶した認識にのぼらない空白のもやもやした瞬間に思考やイメージや眠気が自動的に発生します。

連続する思考やイメージの「はじまり」は常に気絶した瞬間に砂鉄のようにパラパラパラッと磁石に引き寄せ
られるように集まってきて、ハッと気づいたときにはすでに数秒間思考に巻き込まれていたりうとうとしていた
りするのです。

丹田への一点集中は、集中力自体を高める目的とともに、この、思考やイメージの発生する瞬間やパターン
を見切る訓練にもつながります。



5. 暗闇の中にただそれがあるワーク
このワークの最初の方で行った観る視座の練習の余韻や丹田や骨盤から背骨を立てていくことの脱力した
ままの座り方などのワークの後に行ったからか、このワークは強烈な体験となりました。特に効果的だったと
思うのは、単に目をつぶって感じるのと大きく違って、アイマスクをして目を開いた状態で普段の生活と似た
ような身体の感覚の中で、集中したときに、まさに、目の前に置いた手が床を触る感覚が、自分の身体とは
別に単にそこにある、という感覚でした。その時、それを感じている自分自身の肉体の感覚も無く、ただ点
としての指の感覚が客観的にそこにある、という感覚は大変驚くもので、更に驚いたのは、ワークの会場を
後にした後でもその感覚が強く残っており、思わず周りの風景を何度も振り返ってみたりしました。この感覚
も徐々に弱まってきましたが、今でもワーク中のその感覚を思い出すと、自宅でも自分の身体さえもそこに
ある感覚(何か、第三者的に全てを観ている感じです)があります。
その際は、昨日のワークで練習した観る視座の場所からなのか自分自身が全体に溶け込んでしまった感じ、
または、ワーク中でしたら自分が暗闇の全体に広がった感覚、といった感じでしょうか?いつもは肉体の目
で見る瞬間瞬間に意識的にその名前や意味をつけて見ている感じでしたが、ワークの後は、思考が出ずに
ただそれが見えている?感じです。



⇒身体の境界線が抜け落ちて一点一点の接触面の感覚だけが顕れては消えて行くという状態を見極めて
いくときは今まで信じていた自分がなくなって空間と置き換わった感じがして何かゾッとするような恐怖心すら
出てくるものです。

暗闇で行うというのは視覚情報を完全に遮断することでそのインスタントな体験を促す方法ではありましたが、
あの短時間で意図するところの一端を感じとっていただけたとしたら直観の鋭さに恵まれているといえます。

瞑想においては、暗くても明るくても、目をつぶっていても目をあけていても、動いていても止まっていても、
どのような状況であれこの一点一点の感覚を正確に見切っていくのです。

この方法は一点集中をもう少し訓練して自動化してから行ったほうがよいのですが、どの方向へ向って
いこうとしているのかを直観的につかんでいただく意味で試みました。



サマタ瞑想について後付けの質問ですが、息を吸う時に丹田にエネルギーが充満
された後も息を吸いながら下に行く、また、吐く息でそこから更に下に、そこに置いていく感じ、で良いでしょうか?
自分で練習している最中にふと?となってしまいました。吸いながら下に、吐きながらも下に、、というイメージ
ですが。。それとも吸うときは丹田に意識を置き、吐く時のみそこから下にいく感じでしょうか?



⇒息を吐きながらその時点で意識できる丹田の一番奥のポイントをみつけたら、息を吸う時に意識が
そのポイントからあがっていかないように見続けますが、息や気が丹田に充満すると腹圧のような感覚
によって肋骨の位置と意識が上に押し出されがちになるので、肉体の圧に引っ張られないよう逆に奥深く
意識の領域に入り込んで潜っていく感覚です。

実際の感覚としては吸う時にはポイントが固定され吐くときに抜け道が出来て下に下がる感じか
もしれません。

感覚がつかめれば吸う時にも腹圧に負けずに細い抜け道のようなものを見つけて下へ潜っていく
ポイントが見つけられると思います。

腹圧による丹田の膨張感と頭がい骨内の気感を肉体レベルで同化させてしまうとすぐに肉体の枠内
で風船がパンパンになる感じになり意識の抜け道がなくなってしまいます。
(細かくいえば肋骨の使い方も関係してきます)

さらに微細に意識できるならば、吸う息と吐く息のそれぞれ最後の瞬間が切り替わる状態を観察すると、
吸っている最後の瞬間には肉体の呼吸に先行して意識の領域では吐く息の始まりが微かに起こり始め
ているのがわかります。

つまり2つの息のベクトルが意識と肉体レベルに分化して、同時並行的に存在しているのです。

このとき同時並行している意識の呼吸のラインを背骨のエネルギーに転化すると小周天のように
エネルギーと呼吸が途切れなく循環していくのがわかりますが、意図的にそうするよりも、ひたすら意識の
呼吸に集中していったほうが肉体の呼吸を忘れて意識だけで微細に呼吸して止まっているような状態に
入りやすくなります。

説明が難しくなりましたが、まずは意識下に細く深く潜っていってそこに意識を置いておけるようになったら、
その次には呼吸のスイッチする点を見る、もしくは丹田のポイント自体を見続けてそこからズレるときの
感覚と起こってくる事象を見る、という選択肢があります。


関連記事 
⇒ #丹田感覚  【2/8(日) 東京ワーク ~所感と解説 その1~】

******

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comment (0) @ ワーク

#エネルギーライン 【6/29(土)東京ワーク ~ご感想と応答~ その2】  

2019/07/03
ひきつづき、ワークのご感想をいただきましたのでシェアいたします。
(一部、修正・加筆しています)


○○様

今回は尾てい骨~背骨~頭部のエネルギーラインの活性化のための身体的な基礎をつくることが中心
となり、○○様はもともとエネルギーに敏感ということもあったので、かなり強く影響が出ましたね。

ひとつ気になったのが、盆の窪に触れたときに周囲の皮膚が分厚くなって緩んだような状態になっていたこと
なのですが、前日に寝不足もしくはアルコールを摂取したり疲れていたりして眠りが浅かったようなことは
なかったでしょうか?
(私もコンディションが悪いとこの状態になることがあります。皮膚がぶよぶよする感覚です。)

盆の窪の周辺は皮膚に張りがあって穴に向かって引きあがっているような状態のほうがエネルギーを効率
よく使えます。


盆の窪の周辺に空間をあける感覚と意識の微細なベクトルの仕組みのコンビネーションの感覚がつかめる
ようになると、強いエネルギーに意識をもっていかれてホワイトアウトすることなく、エネルギーの発火の瞬間
自体をピンポイントの目的に使えるようになります。

厳密にいえばホワイトアウトしないためにはこれに加えて気づきのセンターが確立している必要があります。

気づきのセンターが自動的に働いているレベルまで確立していないと、高いエネルギー感覚を保ったまま
同時に中心で覚醒していることができません。

肉体側の粗い意識のままエネルギーを発火させつつ気絶しないようにしようとしても、その意図自身が
エネルギー感を消滅させてしまうからです。


本来、瞑想においては意図的にエネルギーを使うことはしないのですが、ワーク中の合気あげのデモンスト
レーションのときは、瞬間的にこの部位のコンビネーションを発動させました。
(本式の合気あげについての知識や経験はありませんので自己流です)

相手に抑えられた腕を筋肉で上方向へ持ち上げようと意図すると、その瞬間「物体としての質量をもつ腕を
相手の力より大きな力で上へ持ち上げなくてはならない」という指令が働き、その指令自体がエネルギーを
筋力のレベルに「限定」してしまいます。

そのため、もともと相手よりも筋力が弱ければ絶対に持ち上がらないということになります。


それはある意味、限定された言葉と意図と概念(自分の/腕を/上へ/持ち上げる)の信号が脳を介して「正確に」
肉体レベルにおいて作用している状態ともいえるのです。

このレベルの動きは重くて硬くて遅いものになります。

それとは逆に、言葉と肉体に染みついた概念をはずし、エネルギーの一瞬の発火と相手との接触点とごくごく
微細な上方向への留意(このとき腕という物体が空間中に軌跡を描くイメージは意識のなかに一切介在させません)
を同時に発動させると、考える前に相手が持ち上がっているということになります。

このとき、脳内で活性化している部位は「言葉と筋肉」を使っているときの部位と異なります。

この瞬間、相手が押さえつけている手と自分の腕の接触点は「空白」になっています。


これは前回のワークで相手をおんぶしたときに重心がうまく合えば軽くなって接点が空白になっていることと同じです。

この空白を上方向へ軽く「抜く」ことで相手は持ち上がります。

この感覚は不思議な才能などではなく誰でも力学的に発動させることができるものですが「エネルギーの発火」を
一点に集中させる感覚は日常にはないものなので習得は必要となります。

盆の窪周辺を意識するワークはこの準備段階となります。


瞑想とは上記の合気あげの際に発動していたような、エネルギーの発火とすべての概念が外れている状態の
コンビネーションの一瞬一瞬が受動的に起こっていることです。

それは人間として慣れ親しんだ脳と肉体の相関関係の信号パターンの隙を無限にすり抜けていくようなものです。



今回はAYAさんにポイントしてもらった頭頂部分のツボ?を再認識しながらの
骨盤部分とのエネルギーのつながりの感覚が非常に強くなり、あまりの強い感覚に自分でも驚いてしまった
のが正直なところです。
あまりの感覚の強さとそれに伴うある種の心地よさと3D的な眼前に現れるイメージに気をとられてしまい、
本来の客観的にそれらにとらわれることなく一歩下がって観察?することに困難を感じました。
自分ではそうしているつもりがあるのですが、AYAさんの指摘でそれもまだ3Dの中のことに魅了されている
アドバイスをワーク中にもらい、ふと気がつく、ということが何回かありました。
エネルギーの強い感覚があること自体が決して良いこととは思いませんが、初めての強い感覚のため、
エネルギー側に引っ張られてしまいました。



強いエネルギーを感じること自体は悪いことではないのですが、明確な気づきのセンターが確立されていることが
その先へ進むための胆です。

○○様の現在の状態は、強く惹かれるエネルギーに特定の名前をつけてその方向へ突っ走れば、すでに
いわゆるスピリチュアル界隈の人々が咽喉から手が出るようなレベルにあるともいえるかもしれません。


ただ、今はエネルギー側に浸りたいという強烈な欲求があり、気づきが入るとエネルギーがなくなってしまい残念に
感じるという状態かもしれませんが、気づきのセンターが確立すれば爆発的なエネルギーで四方八方へ吹っ飛びそうに
なりつつも気づいているという状態が両立します。

この場合は、エネルギーは一切排除する必要なく、そのまま渦中の法悦に浸っていてもよいのです。

起こってくることすべて、何も止める必要はなくなります。


このとき、丹田の気を抜かないことが前提になりますが、ワーク中の○○様の状態を見たとき、左右の坐骨の
間隔が広がりふわふわとゆるんだ状態の間に尾てい骨だけ方向性が定まらない感じで振動していました。

尾てい骨単体では活性化しているのが見てとれましたが、坐骨と坐骨の間は引き締めるようにしたほうが
尾てい骨のエネルギーを効率的に使えます。

先日の状態は、高いところに上って足がすくんでお尻のあたりがふわふわして腰砕けになるような感覚に
似ていました。

それはある意味、強いエネルギーによるエクスタシー状態で腰が抜けるのにも似ていますが、この快楽は
肉体に近いものにとどまります。



腰を痛めていることもあってすべての力を抜く方向性を志向したくなるとは思いますが、骨盤周辺に関しては
かなり厳密な位置関係というのがエネルギーを効率よく使うためのポイントになってきます。

位置関係の修正ははじめは使い慣れない筋肉を使うため強張る感覚がすると思いますが、ポイントがつかめる
ようになればあとは楽に身体に任せておけばよいようになります。


また、ワーク中に「どこから見ているか?」というお話と目の位置を指摘したときに「その位置です!」といった
ポイントは覚えていらっしゃいますでしょうか?

右の眉をあげつつ左ななめ上を見る癖がありますので、ご自身がエネルギー的に「ある状態にはまっているな」
と気づいたとき、その瞬間どのような眼球の動きをしていたかを観察してみるとよいかもしれません。

あくまでも眼球は肉体の機能としてその場に「置いて」おきつつ目の奥4~5センチぐらいの一点から眼球をとおして
映ったものに気づいているといった状態が「その位置です!」といったポイントに近くなると思います。


ワークの後半になり、やっと後ろに下がって観る(在る?)ことに少しずつ戻ることが
できてきましたが、時間切れ(笑)でした。
ワークが終わった今でも、ワークのことを思い出すと自動的に頭頂と足の裏まで一気にエネルギーが流れ、
体が暖かく、気力が充実します。
以前、気功を自分流で練習していた時に感じたものよりももっと全体的というか身体中にエネルギーが手足の指先
からほとばしる感じです。
頭痛もなく体全体でエネルギーの強い流れというかエネルギーの存在を感じるようになりました。
ワーク中に練習した、姿勢の矯正がこれほどの効果を出すとは思ってもいませんでした。
また、私の背骨の硬さ?や腰回りの硬さにも気を使って頂き、感謝です。
頭頂と仙骨や足裏までエネルギーが通っているのに、背骨の部分がブラックボックスね、という頂いたコメントは
納得しきりでした。
以前、ヨガの本にあった、体の中心を通るスシュムナ菅?に気を通す練習を個人的にしたことがあるのですが、
背骨でなくそちらにエネルギーが通っているのでしょうか?



ワーク後半は一番やりたいところ(注:能動と受動のあいだ/思考を見切る)だったのですが、慌ただしいまま
終わってしまい失礼しました。


エネルギーが通るのは背骨自体ではないですね。

感覚的には身体の中心よりも背骨側、背骨の内側に触れるか触れないかぐらいのところを通る感じです。

ただ、習得の段階ではまず背骨を意識するところからはじめたほうがよいと思います。


これとともに以前やった鼻~盆の窪~背骨の内側~丹田~恥骨のラインの呼吸を同時に意識することで背骨
がひとつひとつもぞもぞ動き出してエネルギーが活性化してくるのがわかると思います。
(このラインのエネルギーを使ってカエルやヘビのように床に寝た状態からヒュッと飛ぶのは楽しいです 笑)


このとき肋骨の角度や筋膜やその他もろもろの配置も関係してきますが、あまり細かいことを一気に意識しよう
としても混乱しますので気づいた段階でご指摘します。

○○様の場合、エネルギーがあまりに活性化しすぎて日常生活に支障をきたすといけないので目的とバランス
をどこに置くかが今後のポイントになってきますね。

また、上へ昇るエネルギーとは反対に、丹田方向へ脱落する圧倒的に静謐なエネルギーと安心の感覚を
同時に知っていくことも必要となります。

この感覚にすとんとはまっているときには現象の相対性やエネルギーのうねりに左右されることがありません。


ワークの最初に行った、身体のほぐし体操の途中からだんだん参加者の周りに
綺麗な光の輪郭が見え始めました。
自分でも無意識に下を向いて内に入っていた?(笑)のをもっと前に、とのアドバイスも大変効果的でした。
個人的にはこの部分が一番退屈な部分(笑)なのですが、ちゃんと瞑想モードへの導入になっていたこと
にもびっくりでした。
横に広がる感覚も、両手を広げながら意識もそちらに沿って広げていくと実感できました。



ワークの趣旨からはズレますが、休憩時間などに光の輪郭に欠けや暗い部分があったら意識で修復してみて
ください。(一応その人の意識に「失礼します」とことわったうえで)軽く意図するだけでOKです。

意識の世界に距離はないので意図だけで即座に変化するのがわかると思います。
ただしすぐ元に戻りますが。

私的にはイメージは妄想に繋がりやすいのであまり使わないようにしているのですが、水平方向の意識はイメージ
と連動して広がり、身体を外側へ開きます。

開脚はイメージを使うと股関節が外側に回転しながら筋肉が自分で思うところの限界を超えてストレッチされ
柔軟性と質がアップするのがわかります。

このとき足の小指と耳の感覚、さらにワーク後半で行った「あいだ」の感覚を連動させるとより効果的です。

機会があればワークでやってみます。


関連記事
⇒ #ゾーン体験 【2/8(日) 東京ワーク ~所感と解説 その2~】

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#思考の発生 【6/29(土)東京ワーク ~ご感想と応答~ その1】   

2019/07/03
6/29(土)東京にてワークを開催しました。


ワークのご感想をいただきましたのでシェアいたします。
(一部、修正・加筆しています)


※休憩時間の遊びで使った錯視動画
20110729065615.gif



【今回の主なメニュー】

・心身の浄化と脳の活性化の身体ワーク
・水平と垂直の感覚と姿勢の整え方
・尾てい骨~背骨~頭部のエネルギーラインの意識化・活性化
・能動・受動・あいだの感覚をみるワーク
・あいだの感覚と一体化するワーク
・思考の発生を見るための基礎準備



「錯覚回転画像」は
画像に注視していると同じ方向に回り続け
視線が外れたり、意識が画像から一瞬でも外れると
逆周りを始めました。
画像に飽きてくると、
意識の彷徨いを表すように
ころころと回転方向が変わる様が興味深かったです。



あのシルエット錯視動画※は有名なものですが、予想に反して参加者さん全員が
数秒ごとに「変った!」「また変った!」と次々に言い出したのでちょっとびっくりしました。

通常は、一度同じ回転方向に見えてしまうとそんなに頻繁には変化しないと思います。
(注:この動画を見る前に脳を活性化する簡単なワークを行っていました)


ちなみに、どちらの回転に見えるかは右脳左脳の優位性にはあまり関係がないそうです。

錯覚の現象は興味深く、ちょっとした隙に不確定なゆらぎの感覚が呼び起こされることによって
わたしたちの認識や世界のとらえかたは固定化されたものではないということがわかります。


スポンジやクリップを押すワークは
押している間は手に意識が集中していますが
力を抜くと意識がスポンジに移るようでした。
まるでスポンジに乗り移ったようでしたが
切り替わる瞬間、
体が浮くような感じがあるのみで
切り替わる瞬間の
意識の状態を捉えるのは困難でした。



かなり微細な感覚を要するので短時間ではなかなかわかり辛かったかもしれませんが、
集中して繰り返していくとまず、自分の「手」という感覚が薄れてきて押しているものと
押されているものの境界線がはずれて、接触の一点が瞬間瞬間に顕れては消える状態に
なっていきます。

今回は接触点で起こっている現象というよりも、その瞬間に起こっている「自分側の」意識
の状態と力学的な浮遊感にフォーカスしてもらったのと、「能動」「受動」「切り替える」という言葉を
強調してしまったために逆に手とスポンジの分離感を強めてしまったかもしれません。

このあたりは本当に微細で集中力を要するところですので次回もう少しじっくりとやっていきたいと思います。


身体のワークは相変わらず
とても興味深いです。
身体のワークがうまくいく状態は
物事がうまく流れている状態にも似ています。
意識の幅、微細な注意の向け方、
何を手離して、何を意図するのか。
どの様な姿勢なのか。
気がつくと、軽い瞑想状態のようで
日常の意識の状態と
姿勢について
改めて考えさせられました



粗雑な顕在意識をもって身体との同化をはずすことはできません。

逆に、身体自身は「私」が意識化できないことを全体性の中ですでに知っています。

「私」は「足をあげる」ことひとつとってみても、そのプロセスをほとんど
理解していないのです。

慣れ親しんだ姿勢はその人自身のユニークな個性ともいえますが、姿勢の癖はものの見方
や考え方をパターン化し、概念を固定化します。

完璧な姿勢を目指すというよりも、姿勢の癖を意識化してはずしていく瞬間のゆらぎと
組み変わった瞬間の新鮮な感覚の中に、さきほどの錯覚の例のように「あれ?」っという
気づきが起こりやすくなることがあります。

今まで疑いなく自分だと思っていた概念にズレが生じた瞬間の空白に、反転し裏返った「何か」
が立ち顕れてきます。


盆の窪、もう少しワークしたかったです。
とても興味深かったので
アホになる(?)ワークも合わせて
またワークに加えて頂けると嬉しいです。



アホになるのは、その空白に「後ろ向きに」飛び込むような感覚かもしれません。

皆さんにはぜひ一度、完璧なアホの状態を経験していただきたいと思っています 笑


関連記事
⇒ #感覚の共有 【2/23(日) 大阪ワーク ~ 推奨課題 と 質疑応答 ~」

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7/14(日) 18:30~21:30  「東京ワーク開催日時が決定しました」

2019/07/01
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内容については大筋で考えている流れはあるのですが、参加者さんの状況をみながら即興的に進めていこうと思っています。

大まかにいうと認識/身体/意識のそれぞれの側面からシンプルにアプローチしていく予定です。



◆前々回のワークの様子(ブログより)

※前回6/29(土)のワークの様子については近日アップします。

⇒「4/29(月) 東京ワークのご感想と所感」

⇒「ワークのご感想と質疑応答」



◆これまでのワークの様子(ブログより)

⇒ 「2/10(日)東京ワークを開催しました」

⇒ 「1/13(日)大阪ワークのご感想への返答」

⇒ 「1/13(日)大阪ワークのご感想をいただきました」

⇒ 「東京ワーク開催 所感」「自我と認識パターンについて」

⇒ 「9/23(日)『認識転換ワーク』を開催しました」




参加ご希望の方は、拙著「Rubin ~ルビン~ -覚 醒- 認識の転換のために」をお読みのうえ、まずは以下のフォームからメルマガのご登録をお願いします。


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追って参加条件等の詳細をご連絡いたします。



※参加者一人一人の身体とエネルギーを見ていくため少人数性となっております。
参加希望の方が多い場合は先着順とさせていただく場合がありますことをご了承願います。


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