「現象世界とは」 「Rubin ~ルビン~ -覚 醒- 認識の転換のために」

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8.現象・魔術・ツボ・物質
●現象
現象世界とはなにか?
現象世界という空間的に切り離された世界があるわけではない。
現象世界のなかで起こっているすべてのことは、覚醒において同時並列的に始まって終わっているものの3次元的残像である。
現象世界で起こっているすべてのことは、覚醒側のエネルギーバランスと瞬時に結びついており、ひとつの構成要素が抜けても全世界が瞬時に崩壊する。
たとえば今、手を1ミリ上げることが、全世界を覚醒側から同時に動かす。
手を1ミリ上げることが今起こったとしたらそれは覚醒が覚醒しているために絶対的に必要な采配のバランスであったためであり、見かけ上の手の持ち主であるわたしはそれによってその瞬間すべての創造に関与したことになる。
この世界を創造するために、それは1.1ミリでも0.9ミリでもなくその瞬間、1ミリだったのである。
わたしを空にして覚醒に差し出したとき、わたしの認識機能と多次元の断続的連なりであるわたしの身体は、覚醒そのものとして瞬間瞬間に全世界を動かすものとしてある。
この意味において「起こることが起こる」ということが強烈な触覚をともなって、存在の根本を直接えぐられるように認識されなければ覚醒といえない。
それは現象の個別のストーリーや風景としての3D残像の表面を見て「起こることが起こる」と一喜一憂するような癒しや感情や概念のレベルではない。
たとえば足を一歩前に出すことは、身体の下部に生えている自分の「足とよばれるもの」を、「前と認識される」方向へ自分で出しているように見えるが、それは覚醒側からの采配によりその瞬間、「足とよばれるもの」がその質量ぶんの空気を押しやり、目の前の「空間」に突然出現してきたのである。
その「足」が自分の身体に一続きにつながっているものであり、連続する時間と空間のなかで自分が動かしたという感覚は、後付けの脳内編集によって起こる。
覚醒を知った意識でこの現象を3D側からみたとき、覚醒側からのエネルギーの采配というブラックボックスを経て、突如として現象が瞬間瞬間に顕れ出てくるように見えるようになる。
采配はあまりにも複雑精妙であって、そのしくみは人間から見ればまったくのブラックボックスである。
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