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<12.提供可能なワークについて> Rubin ―覚 醒― 認識の転換のために 【全文掲載】

2019/09/26

12. 提供可能なワークについて

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これまでさまざまなタイプの探求者や一瞥者を見てきたが、共通して見られるのは認識の座と覚醒のポイントがズレたまま知識や訓練を身につけようとしていたり、一瞥体験をしても心身の理解と観察が訓練されていないため自身に起こったことを明確な構造として把握できていなかったり、ということがある。

覚醒のポイントがぴったり合っているかどうか、どの位相の目で世界を見ているかどうか、どのくらいズレていてどの深さにいるか、どの程度の靄(もや)がどういった質感でどのていど覚醒を隠しているのか等は、現象側における身体にはっきりと顕れている。

「わたしはこの肉体ではない」「あなたはすでにそれなのだから」といって心身を一足飛びに超えようとすると、必ず心身の引力にひっぱられて連れ戻されることになる。

覚醒とは心身の幻想を解くことであるとはいえ、心身をないものとして無視しようとするものではない。

この現象世界や心身がこのように「ある」と知覚される状態がシステムとして存在することを受け入れたうえで、この次元をポータルとして超えていくことが必要となる。


一瞥を経験したあなたは、以下のワークのリストを見て「この次元は超えたはずなのに、またここからやり直しなのか…」とため息をつくかもしれない。

しかし、一瞬垣間見た覚醒の体験があるからこそ、現象世界に立ち戻って改めて3Dのプロセスをたどるとき、必ず新たな発見と納得がある。

そのとき、現象世界は捨て去るものとしてないがしろにされるのではなく、新しい次元の目をもったあなたによって新たに発見されるものとなる。


ワークにあたって、探求者に求められる心構えと資質を以下にあげてみる。

謙虚さ/ 想像力/ 意志の強さ/ 素直さ/ 直観力/ 依存しないこと/ 観察力/ 過去の被害者意識の清算がほぼ終わっていること/ 承認欲求の代替として求めていないこと/ 自立して最低限の生活ベースができていること/ 自分の感情の喜怒哀楽の最大値を知っていること/ 極端な性の抑圧がないこと/ 人間としての楽しみをひととおり経験していること/ 思考と概念を意識的に使えること/ 盲目的ではなく一時的にでも自分を捨てることが「戦略的」にできること/ あらゆる体験や思い込みを疑い検証する集中力と持続力があること/ 恩寵によって突き動かされるエネルギーが発露していること


ワークを避けたほうがよいタイプは以下のとおりである。

アルコール等の各種中毒症状のある人/ 薬物を常用するレベルの精神疾患/ 精神的社会的に自立していない人/ 各種依存体質の人/ 金銭の不安を抱える人/ すべてが救われるだろうという一発逆転を狙う人/ 特定の信念体系にはまっている人/ 知的好奇心で覚醒を知りたい人/ 覚醒にロマンや感動を求める人/ 覚醒を自己実現の手段と考えている人

これらの傾向がある人は体験のプロセスで症状が悪化したり危険が伴う可能性が高いので、それぞれの症状に見合ったケアを優先してほしい。


また、ワークによって狐につままれたような気がしたり、子供だましにあったような怒りをおぼえたり、転換の不可解さにめまいを感じたり、認識のゆらぎが起こって動きや思考のつながりがバラバラになってぎこちなくなったり、エゴが恐怖を感じたりすることがあるかもしれないが、プロセスとして必然で起こってくることである。


ワークを効果的なものにするために最低限、以下のことが推奨される。

食事量を控える/ アルコールを控える/ 薬物を控える/ 気にかかることをできるだけ片付ける/ 腸を軽くする/ 思考で食べることをやめる/ 身体を柔軟に保つ

特に、食事量や素材については思考で「~ねばならない」と規制するのではなく、クリアな意識を保つために量や素材が適切であるかどうかを各自の心身の直観で知ることが必要となる。

この感覚はワークを実践するに従って磨かれていく。


<ワークリスト>

●意識の筋肉を開く
●意識の目の動体視力を鍛える
●寝落ちと夢のはじまりを見切る
●覚醒を曇らせているものを見る
●覚醒と認識のポイントのズレを見る
●自己イメージを創る心身のズレを組み替える
●生体エネルギーを縦方向に使う
●生体エネルギーの通り道を整える
●認識の座の位置を知る
●現象発生の横方向の感覚を知る
●ハートの位置をピンポイントで知る
●丹田の位置をピンポイントで知る
●3つのセンターの正しい位置と使い方
●ポータルとなるセンターと肉体との関係
●呼吸の道筋と身体の構造の関係を知る
●呼吸がイメージに変化する境界を見る
●呼吸のイメージの消失点と認識の座をつなぐ
●呼吸の消失点を見切りその先を観察する
●腹式呼吸と意識の具体的なポイント
●吸う息の入りきるポイントと意識を連動させて空白をつくる
●意識的な呼吸で気がのぼるときに注意するポイント
●水平呼吸と垂直呼吸
●プラーナと呼吸の道筋を連動させる
●引力の「あいだ」にいるとは
●引力の「あいだ」の体感
●意識の浮力とは
●頭頂の正しいポイントを知る
●頭頂とホワイトアウト
●頭頂を起点とした世界の見方
●認識の座と松果体の関係とは
●頭がい骨と頸椎のあいだを空ける
●思考と妄想と頭部のバランスの関係
●妄想の出やすい頭部の傾きと出にくいバランス
●頭部と頸椎の傾きと認識の座のズレ
●認識の座と生体エネルギーが交差する位置(クロスポイント)
●水平意識と垂直意識の意味と正しい位置
●丹田を具体的に意識する瞑想
●丹田に脱落するとは
●丹田の心身脱落とハラの脱力の違い
●丹田の意識のブラックアウトとは
●現象世界にハートが具体的に触れる感覚
●中心とはなにか
●体軸のズレを整える
●グラウンディングのズレを整える
●現象と覚醒のあいだのポータルとは
●サードアイの使い方と妄想の関係
●サードアイの内方向への抜き方
●肉体の目から認識の目にシフトする
●肉体の目がレンズとなるときの見え方
●エネルギーを貯める仙骨と仙腸関節の使い方
●意識と直結する恥骨と尾てい骨の位置と傾き
●腸腰筋と股関節と意識
●肋骨の傾きと意識
●腸の状態と意識
●瞑想座法の効果的な形
●ニミッタの見え方と位相
●内的意識とプラーナの自動化
●認識の座に直接作用する「コーリング(呼びかけ)」とは
●イメージと概念を切り離す
●内的衝動(インテンション)を見切る
●インテンションと体内感覚
●インテンションとベクトル
●インテンションのベクトルを転換してエネルギーロスを防ぐ
●本能と感情と思考とインテンションの混線を切り離す
●身体概念の解体
●身体の解体と意識の位相レベル
●受動的に触れながら世界を学習する赤ちゃんの身体
●自己の身体イメージの曖昧さを見る
●身体イメージと鏡像段階
●身体の枠とイメージの境界を見る
●身体との同一化が一瞬で解体する足踏みワーク
●わたしとあなたの境界を超える2人組ワーク
●ハートのだるま落し
●ハートのジェットコースター
●ハートのヴァイブレーションと消失点
●ハートの消失点とポータル
●物質と身体の接触と消失点
●意識の階段の踏み外しと空白
●非常時に発動する自律神経系運動と意識の空白
●無数の思考の流れを見切る
●思考の明晰さと認識の明晰さの違い
●脳内を覗くように外のものを見る
●地球に張り付いて自転する身体の実感
●宇宙に投げ出されて逆立ちで公転する頭頂
●瞑想だけで心身の深層から起こる柔軟性とは
●概念世界のゲシュタルト崩壊
●言語を右脳で追うとは
●文字と記号と意味と概念
●多次元の直観認識
●多次元的折り紙
●3Dと錯覚
●認識のプリセットの解除
●0.2秒前の世界とは
●自律神経系の動きで0.2秒前を仮体験する
●脳を「触る」ワーク
●意識の共感覚的触覚
●空間座標をたたみ込む
●時空を1点に串刺しにする
●時空を超えて覚醒を促す「呼び戻し」ワーク
●引力と覚醒への針穴
●エゴの抵抗を見切る
●エゴを手懐け引力の隙をつく
●直列的時間が崩壊しはじめたとき起こること
●気づきの自動化の確立
●エゴの存続と生命維持のストッパー
●時空と思考の連鎖から外れる瞬間
●エゴの連続性の発生前に飛び込むには
●3Dの負荷の圧縮と開放、エネルギーの反発力
●瞬間的なエネルギーチャージの場
●思考発生前の瞬間的な凝縮を見切る
●3つのセンターにピンポイントで話しかける
●どこにもつかまらないでいられるか?
●中庸に浮いてあること



続き ⇒ <13.おわりに> Rubin ―覚 醒― 認識の転換のために 【全文掲載】

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